【花見】 浜離宮恩師庭園で夜桜デート
この季節に、私のオススメ”花見”デートスポットをご紹介します。
高層ビルが立ち並ぶ汐留エリアにある『浜離宮恩賜庭園』。
そろそろ4月中旬にかけて、ソメイヨシノやヤエザクラなどが見頃をむかえます。
この時期は普段は17時の開園時間を延長し、特別に21時(最終入園20時30分まで)まで延長して、桜のライトアップを行っているのです。都心とは思えない静かな趣と風情を感じられる夜桜が待っていますよ。
この時期は普段は17時の開園時間を延長し、特別に21時(最終入園20時30分まで)まで延長して、桜のライトアップを行っているのです。都心とは思えない静かな趣と風情を感じられる夜桜が待っていますよ。
ソメイヨシノのライトアップは、4月1日(水)~5(日)
ヤエザクラのライトアップは4月15日(水)~19日(日)
都心にあるので、会社帰りに立ち寄れるのがオススメの理由。
また、夜桜を楽しんだ後に徒歩で銀座や新橋に出られるのも素敵です。
また、夜桜を楽しんだ後に徒歩で銀座や新橋に出られるのも素敵です。
ディナーのお店を選ぶなら、「冷えた身体を温めよう」なんて言って、冬の名残を楽しむつもりで「おでん」はいかがでしょう。これでシーズン食べ収めかもしれないですね。
私のオススメの銀座のおでんやさんをリストアップします。
■肩の力を抜いて、おでんを一緒につつける仲なら
- 力(りき)
・・・・通好みで一番好きです。トマトのおでんがおすすめ。
・・・・関東風がお好きならこちら。渋く老舗おでんやを楽しみたい人向け。隠れメニューの「とうめし」は絶品!
■ちょっと雰囲気のよい所で食べたいなら
- 四季のおでん
・・・・以前のエントリーから。一品ずつすこし味を変えた上品な関西風。
- 六根(銀座店)
・・・・一番「デート」っぽい雰囲気なので、気合が入った段階の方はここで。
来週あたり、「銀座か汐留あたりで食事でも」なんて誘い文句で、仕事帰りに夜桜を誘ってみてくださいね。
もっとお花見デートを楽しみたいなら、こちらでどうぞ!
【ベトナム料理】 ベトナミーズ・シクロ (六本木)
カメラのマクロレンズを試すために、色合いの綺麗な料理を出すお店に行きたい。
彩りのある野菜を多く使った料理を出し、盛り付けも美しい店はどこだろうと頭をめぐらせる。
そして『ベトナミーズ・シクロ』に決めた。
モダンエスニックレストランの先駆けである、『シクロ』 。カクテルに指したスターフルーツのスライスを見て、この店ができたばかりの頃は、豊富な種類のベトナム食材を調達するのが課題だったと何かで読んだことを思い出した。
六本木駅から1分の場所にあるが、路地裏を入った落ち着いた雰囲気。
店内は薄暗く、ほのかなオレンジ色に染まっている。広めのテーブルに、ろうそくの灯りがゆらゆらと落ちる。
休日の夜だけあって、何組もの恋人たちが静かな晩餐を楽しんでいた。
中華料理とフランスの食文化が影響したベトナム料理は女性に人気だ。
その理由を考えてみた。
・タイ料理などのエスニック料理と比較すると、あっさりとしたソフトな味付けなこと。
・また日本と同じ米文化のため、「ごはんのおかず」のような馴染みやすい食べ物があること。
・生野菜が添えられるのとハーブをたっぷり使うので、ヘルシーなこと。
ハーブとスパイスが混じりあうオリエンタルな雰囲気は、ちょっと違った一面も垣間見れそう。
彩り鮮やかな野菜を撮影するために選んだ料理だけあって、華やかなお皿が運ばれてくる。
この見た目も女心をくすぐるのだ。
香草嫌いの女性じゃなければ、ベトナム料理はハズシは少ない選択肢である。
サラダは、ゴイ・ブーイ。グレープフルーツと干し海老に様々な野菜をあえ、柑橘系のさっぱりとした味わい。野菜のしゃきしゃきとした歯触りと鮮度を実感。ニンジンのオレンジカラーは、見た目だけでも元気がでそう!
次に揚げワンタンの野菜トマトあんかけ。こちらもたっぷり野菜。サクサクと揚げワンタンの食感がアクセント。日本人街もあったホイアンという都市の三大名物料理のひとつだ。ちなみに残りの二つは「ホワイト・ローズ(エビ餃子)」、「揚げワンタン」、「カオ・ラウ(太めの米麺にタレ汁をかけたもの)」だそう。
コム・ガーは、ベトナム風・海南鶏飯。東南アジアなどの文化圏に良く見られるチキンライスはベトナムでもメジャーな食べ物。外側をカリっと焼いたやわらかい鶏肉が、レモングラスの香り豊かにな鶏のゆで汁で炊いたご飯の上に乗っている。ニョクマムを少し垂らして、さらに香ばしく。パラっとした東南アジア特有の米はいくらでも食べられそう。
昨年ベトナム・ハノイに行った時、食事が本当に美味しくて、異常な食欲と共に旅したことを思い出しました。自分の知っている胃袋ではなくなり、この年齢にして限界を知った数日間。(特にこのお店が美味しかったです。Quan An Ngon クアン・アン・ンゴン )
東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1F
03-3478-4964
[月~金] 11:30~15:30 18:00~23:30
[土日祝] 12:00~14:30 18:00~24:00
[日 祝] 17:00~22:30
彩りのある野菜を多く使った料理を出し、盛り付けも美しい店はどこだろうと頭をめぐらせる。
そして『ベトナミーズ・シクロ』に決めた。
モダンエスニックレストランの先駆けである、『シクロ』 。カクテルに指したスターフルーツのスライスを見て、この店ができたばかりの頃は、豊富な種類のベトナム食材を調達するのが課題だったと何かで読んだことを思い出した。
六本木駅から1分の場所にあるが、路地裏を入った落ち着いた雰囲気。
店内は薄暗く、ほのかなオレンジ色に染まっている。広めのテーブルに、ろうそくの灯りがゆらゆらと落ちる。
休日の夜だけあって、何組もの恋人たちが静かな晩餐を楽しんでいた。
中華料理とフランスの食文化が影響したベトナム料理は女性に人気だ。
その理由を考えてみた。
・タイ料理などのエスニック料理と比較すると、あっさりとしたソフトな味付けなこと。
・また日本と同じ米文化のため、「ごはんのおかず」のような馴染みやすい食べ物があること。
・生野菜が添えられるのとハーブをたっぷり使うので、ヘルシーなこと。
ハーブとスパイスが混じりあうオリエンタルな雰囲気は、ちょっと違った一面も垣間見れそう。
彩り鮮やかな野菜を撮影するために選んだ料理だけあって、華やかなお皿が運ばれてくる。
この見た目も女心をくすぐるのだ。
香草嫌いの女性じゃなければ、ベトナム料理はハズシは少ない選択肢である。
サラダは、ゴイ・ブーイ。グレープフルーツと干し海老に様々な野菜をあえ、柑橘系のさっぱりとした味わい。野菜のしゃきしゃきとした歯触りと鮮度を実感。ニンジンのオレンジカラーは、見た目だけでも元気がでそう!
次に揚げワンタンの野菜トマトあんかけ。こちらもたっぷり野菜。サクサクと揚げワンタンの食感がアクセント。日本人街もあったホイアンという都市の三大名物料理のひとつだ。ちなみに残りの二つは「ホワイト・ローズ(エビ餃子)」、「揚げワンタン」、「カオ・ラウ(太めの米麺にタレ汁をかけたもの)」だそう。
コム・ガーは、ベトナム風・海南鶏飯。東南アジアなどの文化圏に良く見られるチキンライスはベトナムでもメジャーな食べ物。外側をカリっと焼いたやわらかい鶏肉が、レモングラスの香り豊かにな鶏のゆで汁で炊いたご飯の上に乗っている。ニョクマムを少し垂らして、さらに香ばしく。パラっとした東南アジア特有の米はいくらでも食べられそう。
昨年ベトナム・ハノイに行った時、食事が本当に美味しくて、異常な食欲と共に旅したことを思い出しました。自分の知っている胃袋ではなくなり、この年齢にして限界を知った数日間。(特にこのお店が美味しかったです。Quan An Ngon クアン・アン・ンゴン )
東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1F
03-3478-4964
[月~金] 11:30~15:30 18:00~23:30
[土日祝] 12:00~14:30 18:00~24:00
[日 祝] 17:00~22:30
【和食】 ふく (築地)
築地に住んでいても知らないお店がたくさんある。
食べログにもぐるなびにも載っていない。
知っている人だけがこっそり口承伝達して訪れるような場所。
作家の野地秩嘉さんが指定したお店は『ふく』という築地本願寺の裏側に位置する店だ。電話番号も住所も教えてもらったのに、近くに着いたら電話をしてという。近所に住んでるんでわかりますよ、と強気で言ったものの、その住所に着いても店らしいところがない。ビルすらも特定できない。
キョロキョロしていると電話が鳴って、朝日新聞の大西さんが「迷ってるでしょう」と電話片手に出てきてくれたのは、半分閉じた「通用口」と書かれた門柱の向こう側から。細い路地の奥に、かろうじて「ふぐ料理」のノボリが見える。確かにわかりづらい。というより、わかるわけがない。
カウンターとテーブルふたつの小さな店内。店長ひとりで切り盛りしている。席がすぐ埋まってしまいそうな狭さだった。有名な作詞家の実弟・秋元さんと合流して、お店はパンパン。某ロハスな雑誌の編集長さんがいて、オリジナルの焼酎を貰った。マスコミ業界には食通が多い。
出てきたお通しは、宝飾品のような透明感のあるふぐの煮こごり。
ほどよいゼラチン質とふぐの皮の弾力が絶妙だ。
新鮮な白子ポン酢。
ふっくらサクサクのカキフライ。
これが目当てで2ヶ月間で2回リピートしたふぐのから揚げ。
揚げたてにすだちをギュっと絞ると、旨みが増す。
アツアツを手づかみで骨まで吸って食べてしまう。
関西の人はなじみだというめじまぐろ。「めじ」は幼魚に使う接頭語のようで、マグロの幼魚で体長の短いものを刺すようだ。寒い季節に美味しいこれは、脂が控えめで上品な甘み。東京ではあまりあえて指定して頼まないかもしれない。赤身が好きな人にはもってこいかも。
そういえば、最近の飲み会で
「絶対落とせるデートスポットを教えてください」
という質問を立て続けに10回くらい受けた。苦笑いしながら毎回お返しするのは
「万人に効く場所というのは存在しません。
ご一緒する相手の期待値がどこにあるかを探り、
その期待にストレートに応えつつ、
意外性をついたポイントをいくつか散らすのがバランスがいいと思います。」
という回答だ。模範解答は存在しなくて、相手のことを理解しようというスタンスから考えて、初めて生まれるものなのだ。
たとえば、ここ『ふく』は旦那がひとりで切り盛りしていて、カウンターと4人掛けのテーブル二つのみ。飲み屋街によくある、ちょっとひなびた小料理屋の佇まいだ。デートに女性を連れてきて、足を踏み入れたら「わぁ素敵!」と言わせる類では全くない。
それでも、女性心にアドバンテージが高いなあと思わせるのは、
「冬だからふぐでも食べるか」
という旬を心得た、さりげないメニュー選びの粋さ。
見つかりづらい入り口に見える隠れ家感。
中に入ると、食通と思われるギョーカイ人がいるのも、ちょっとミーハーだがわかりやすい太鼓判だ。
そして料理が〝美味く"て〝安い"こと。築地という地域性をたっぷり感じられるメニューは、ここに移動して来た甲斐があったと思わせる。
食通の人間に対しこういったものが揃うと、満足度があがって
「また連れてってください!」
に繋がるのだと思う。夜景やワインや高い価格だけが効くわけでないのですなぁ。
最後に、ふぐと野菜の旨みがでたてっちりのあとの雑炊。
何杯でも食べられる美味しさ。
色々言葉を並べたが、美味しいものが食べられたら、
ほとんどの人は満足するでしょうけれど。
食べログにもぐるなびにも載っていない。
知っている人だけがこっそり口承伝達して訪れるような場所。
作家の野地秩嘉さんが指定したお店は『ふく』という築地本願寺の裏側に位置する店だ。電話番号も住所も教えてもらったのに、近くに着いたら電話をしてという。近所に住んでるんでわかりますよ、と強気で言ったものの、その住所に着いても店らしいところがない。ビルすらも特定できない。
キョロキョロしていると電話が鳴って、朝日新聞の大西さんが「迷ってるでしょう」と電話片手に出てきてくれたのは、半分閉じた「通用口」と書かれた門柱の向こう側から。細い路地の奥に、かろうじて「ふぐ料理」のノボリが見える。確かにわかりづらい。というより、わかるわけがない。
カウンターとテーブルふたつの小さな店内。店長ひとりで切り盛りしている。席がすぐ埋まってしまいそうな狭さだった。有名な作詞家の実弟・秋元さんと合流して、お店はパンパン。某ロハスな雑誌の編集長さんがいて、オリジナルの焼酎を貰った。マスコミ業界には食通が多い。
出てきたお通しは、宝飾品のような透明感のあるふぐの煮こごり。
ほどよいゼラチン質とふぐの皮の弾力が絶妙だ。
新鮮な白子ポン酢。
ふっくらサクサクのカキフライ。
これが目当てで2ヶ月間で2回リピートしたふぐのから揚げ。
揚げたてにすだちをギュっと絞ると、旨みが増す。
アツアツを手づかみで骨まで吸って食べてしまう。
関西の人はなじみだというめじまぐろ。「めじ」は幼魚に使う接頭語のようで、マグロの幼魚で体長の短いものを刺すようだ。寒い季節に美味しいこれは、脂が控えめで上品な甘み。東京ではあまりあえて指定して頼まないかもしれない。赤身が好きな人にはもってこいかも。
そういえば、最近の飲み会で
「絶対落とせるデートスポットを教えてください」
という質問を立て続けに10回くらい受けた。苦笑いしながら毎回お返しするのは
「万人に効く場所というのは存在しません。
ご一緒する相手の期待値がどこにあるかを探り、
その期待にストレートに応えつつ、
意外性をついたポイントをいくつか散らすのがバランスがいいと思います。」
という回答だ。模範解答は存在しなくて、相手のことを理解しようというスタンスから考えて、初めて生まれるものなのだ。
たとえば、ここ『ふく』は旦那がひとりで切り盛りしていて、カウンターと4人掛けのテーブル二つのみ。飲み屋街によくある、ちょっとひなびた小料理屋の佇まいだ。デートに女性を連れてきて、足を踏み入れたら「わぁ素敵!」と言わせる類では全くない。
それでも、女性心にアドバンテージが高いなあと思わせるのは、
「冬だからふぐでも食べるか」
という旬を心得た、さりげないメニュー選びの粋さ。
見つかりづらい入り口に見える隠れ家感。
中に入ると、食通と思われるギョーカイ人がいるのも、ちょっとミーハーだがわかりやすい太鼓判だ。
そして料理が〝美味く"て〝安い"こと。築地という地域性をたっぷり感じられるメニューは、ここに移動して来た甲斐があったと思わせる。
食通の人間に対しこういったものが揃うと、満足度があがって
「また連れてってください!」
に繋がるのだと思う。夜景やワインや高い価格だけが効くわけでないのですなぁ。
最後に、ふぐと野菜の旨みがでたてっちりのあとの雑炊。
何杯でも食べられる美味しさ。
色々言葉を並べたが、美味しいものが食べられたら、
ほとんどの人は満足するでしょうけれど。