【Bar】 銀座木挽町 cacoi (東銀座) | デートに使える女社長の東京グルメ日記

【Bar】 銀座木挽町 cacoi (東銀座)

cacoiというバーの名前は「茶室」に由来するという。ゆえに200種類以上のモルト、リキュール、ワインやシャンパンのほかに、鉄瓶でたてたお湯で飲めるお茶がしっかり用意されている。


立地は老舗料亭街、銀座木挽町の一角にある料亭『朝川』の上。店の入り口は『朝川』のカジュアルブランド『メゾン・ド・朝川』と同じ障子の引き戸だ。もとは料亭の離れ座敷だったところを改装してできているだけあり、バーにしては背筋がしゃんと伸びるエントランスである。


【Bar】 cacoi (東銀座)

久しぶりに訪れたバーは、熟柿のようなぬくもりある色をしていた。マスターに任せた季節のフルーツを使ったカクテルは、まさに柿を使ったもの。まだ若い実はさっぱりとし、風のようにさわやかだ。


酒の肴には Marquise de Pompadour という栗のコニャック漬けリキュールと、シンプルな茹で栗の2種類。美貌と学芸に秀でたルイ15世の公妾・ポンパドゥール夫人の名前がついた栗は、とても甘くてロマンティックな味わい。雰囲気に気圧されたのか、連れはひとつひとつ茹で栗の皮を剥いてくれていた。普段ガサツなので、意外でなんだか微笑ましい光景だった。


こうして柿や栗といった秋の食材を、料亭の上にあるバーで楽しんだ。なんだか粋だ。(ちなみに、早い時間なら『メゾン・ド・朝川』から料理も取れるので料亭の味を引き継ぐ料理も食せます。)


【Bar】 cacoi (東銀座)

目と鼻の先にある、デートに使える別のバー“キャバレー”は壁が一面に赤く塗られており”そういう雰囲気”に使えそうな所だが、cacoi は臨戦態勢で望むたぐいのバーではない。茶室のイメージをそのまま踏襲するように、凛とした空気が冴え冴えと流れている。


オトナの社交場として、銀座や新橋での食事でいい関係が構築できた男女にもう少し胸のうちを打ち明けたいってときなんかに、使って欲しい店。食事後の二軒目に立ち寄るには文句なしに使える店のだが、多少場所がわかりづらい。事前の地図チェックをお忘れなきよう。


■銀座木挽町 cacoi (東銀座)

 東京都中央区銀座7-16-14銀座イーストビル2F

 最寄駅 築地市場 東銀座 銀座

 03-3547-7077


【Bar】 銀座木挽町 cacoi (東銀座)


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